笹原弘之教授が「第40次工作機械技術振興賞?論文賞」「第40次工作機械技術振興賞?人材育成賞」を受賞
2019年6月25日
工学研究院 先端機械システム部門 笹原弘之教授が、2019年6月17日(月)「第40次工作機械技術振興賞?論文賞」および「第40次工作機械技術振興賞?人材育成賞」を受賞しました。
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■受賞名
第40次工作機械技術振興賞?論文賞
■受賞概要
?受賞論文
「Method for generating CNC programs based on block-processing time to improve speed and accuracy of machining curved shapes, Precision Engineering, vol 55 (2019)? pp. 33-41. 」
?賞の概要
本賞は,工作機械の開発、生産、利用に関する技術の研究であって、新規性、独創性、産業への応用性などを勘案し、将来の工作機械技術の発展進歩に寄与する優秀な論文に贈賞されるものである。
?論文内容
CNC(数値制御)工作機械において、CNCが1ブロックを読み取りモータを運動させるまでのブロック処理時間に基づき,曲率半径と指令速度に対する最小弦誤差を示す弦誤差曲面を新たに導き、弦誤差曲面に近い弦誤差となるようCNCプログラムを作成する方法を提案している。提案の方法で作成したCNCプログラムにより、工作機械をより高速高精度に運動させることが可能であることを示している。
■受賞名
第40次工作機械技術振興賞?人材育成賞
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■受賞概要
?賞の概要
本賞は、「人材を育成する立場にある人材」の重要性に鑑み、工作機械技術の研究開発、技術創造、ものづくりなどに関わる人材の確保と育成に大きく貢献している方々を表彰することによって、工作機械産業の益々の発展に寄与することを目的とする。
?受賞業績
笹原教授は、機械加工?工作機械技術を中心としたものづくり技術の研究を幅広く展開し,特に多くの社会人博士取得者を送り出している。また,ものづくり教育プログラム開発,教科書作成などの出版を通して,工作機械技術の高度化につながる人材育成に尽力した。
公益財団法人工作機械技術振興財団(別ウィンドウで開きます)